tetsunosukeのnotebook

tetsunosukeのメモです

2015年を振り返る

「忘れる必要があるほど何かを成し遂げた感じもしない一年」みたいな忘年会を開きましたが、いろいろと列挙してみると、特に仕事の上ではいろいろなことがあった一年だったような気がする。

というわけで、久々の(というかこれしか書かない)1年の振り返り。

会社でQiita:Teamを導入したので、インターネットに向けて何かアウトプットをする、みたいな習慣がなくなってしまった。データに関するセミナー等でよく感じるのですが、社内のデータに関しては外に出すことができないので、外に出せないデータを分析している方法などは、ノウハウの抽象化が難しくてアウトプットしにくい。。。

主に心身の変化

疲れた

「休まらない」感じのある一年でした。「休む」「楽しむ」ことに対しての罪悪感が強くなってしまったことが一つの大きな原因。

そんなこともあって、「ストレスとのつきあい方」を変えるべく読んでいるのがこの本。
まだ読み終わっていないけどアプローチがとても興味深い。
特にストレスのある環境において、自分に発生しやすい傾向(例えばオキシトシンの不足により、人との交流をどんどん避ける方向へ行ってしまう)に対しての自覚を正しく持ち、その対策を打てるようになる気がする、という面がある。

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

6月に業務過多などの関係でストレスがとてもたまってしまい、気分転換のスポーツや遊びに行くなどを試みたら財布を落としてしまったりと、小さな疲れの積み重ねが大きなミスを呼ぶなどの典型をぶちかましてしまい、ほんとうに良くなかった。

人を信用出来ない

これは主に仕事上の問題なのだけど、良い意味で信用していない(きちんとチェックするように心がける)という部分ももちろんあるけど、「この人は自分を仕事上の関係でメリットがあるからという側面でのみ付き合ってくれているんだ」と思うようなことがとても多く(ある程度の割合で上記ストレス状態の影響でそう思い込んでしまう部分がある)、そういう意味でも「あまり信用出来ないと思った人と深く付き合うのをやめる」というところに達した。

いわば、「あなたのことを幸せにしてくれない人のことをあなたが幸せにする必要はない」という感じ。多くの「誤魔化し」や「言い訳」を目にして、うんざりしたというのも、「自身が過剰に期待してしまっている」ということだと思うので、そこからは一旦距離を置かないとと思う。


講演会やドラマや漫画の影響

今年聞いて良かったなと思ったのは

  • 「絶対にやったほうが良いという衝動的な気持ち」で動きましょう
  • 「夢はゴールではなくスタートである」

ということ話でした。また、ドラマ「下町ロケット」を見ていて「全社員が心から拍手できるようなこと」を成し遂げられるような何かを推進できるようにならなくてはいけないな、という気持ちがとても強くなりました。

どうしても緊急ではなく重要なこと、ということに時間を割けなくなってしまうのですが、そのヒントは、「他の人にとっても重要なこと」にも近づけることではないかと思い

note.mu

また、何かを成し遂げるにあたり1人の力ではどうしようもないわけだから、他の人にとって重要な事を知ったり、自分が重要だと思うことをそうであると周りに伝えていかないといけないなということを強く感じました。

仕事

主に、今年は大きく、長めの案件をずっと担当していることが多かった。会社としてもプレスリリースを出せるような案件の多くにメインで関わることができたことは、昨年からの仕込みを含めてよかったことではなかったかと思う。

仕込みからの業務への適応

主にしばらくやっていたこととしては

  • OpenCVなどを用いた画像解析の方法 → DeepLearningフレームワークCaffeに関わる業務
  • GoogleAnalytics個人資格(GAIQ)の取得→UniversalAnalyticsへの以降ならびにE-Commerce活用の設計
  • 統計学機械学習関連 → 類似度ラベリング関連の業務
  • 季節性のあるサービスの運営(企画と分析)

あたりがポイントになった。このあたりはまだまだ知識が不十分ではあるが、特にGAIQの取得に関連したデータ解析・データ評価に関する知見は、部署の異動をすることにもなり、積極的に活かす環境を与えてもらえたのが良かった。同時に、社内での若手の育成という面でも、自身の知見を活かした面からの若手のサポートを継続してできたし、彼らが先へ進む道のうちのいくつかの可能性が提示できたように思う。

環境面では画像解析関連では初めて学会へ参加し(聴講のみだが)、最先端であったり、トレンドであったり、というところを学ぶ機会を与えてもらえたことも良かった。

ワークショップおじさんとしてのキャリアパス

毎年恒例となってきた新入社員研修を今年も担当。

今年は研修のかなり序盤にて、チームビルディングや学習のしかた(経験学習モデル)、ユーザ要求からのニーズの発掘という、より中暑的なテーマでお話とワークをさせていただいた。人前で話すスキルセットは「エバンジェリスト養成講座」の西脇さんの考え方に多く触れて、だいぶ自分の中で体系化されてきた部分もある。(と、同時に、まだまだと気付かされる部分も多い)

こちらは 東京大学のフィーチャーファカルティプログラム「アクティブラーニングの手法」から様々なヒントを得ることができ、新たなワークショップの方法を知ることができた。

ワークショップファシリテータとしての活動は、向こう3年の間にもう少し体系的な学習を進めたいと思う。

techlife.cookpad.com

こちらのブログに書かれているようなことも、自身のキャリアの一つの可能性として考えていきたい。

これとか。

wsd.irc.aoyama.ac.jp


プライベート

「妻の手術」が案外インパクトがあった。あとは「実家の家の契約における連帯保証人」とか。どちらも、ある意味年齢的な面で人生折り返したなという感覚。健康大事・・・。


野球

観戦の回数はちょっと減ってしまったかなと思う。来年はひいきのチームがまた新しい可能性を見せてくれる感じがするので、もう少し見に行きたい。

プレイヤーとしての野球の方は、参加しているリーグのレベルがあがってきてしまったので、真剣に引退を考えている。
野球をすることそのものは好きなので、地域で別の(もう少し年齢層の近い)コミュニティなどを探すなどして、別途運動の機会として活用できればと思う。

謎解き・リアル脱出ゲーム

「倫敦大法廷殺人事件」では脱出成功するなど、だいぶ腕があがった感はある。こちらは来年ももう少しいろいろな講演に参加してみたりしたい。常設型の「エスケープ博士からの挑戦状」などは歯が立たなかったので、参加者間コミュニケーションとかとかも課題かな・・・。

2016年は

いろいろな面で自分の「存在意義」が見えてきたところがあるので、そこに必要なことを意識して吸収していけるようにしたい。
ひとつは、「身近な人を不幸にしない」ということかなと思っている。

実践的には、

  • プロジェクトマネジメントや学習するという行為に対しての具体的な支援

というのが目下。運良く自身が他社や学校などで学べたことを知らない人が多いので、そういう部分はできるだけ伝承しつつ、そのコミュニティにあった方法として根付かせられれば良いなと思う。