tetsunosukeのnotebook

tetsunosukeのメモです

転"職"のお知らせ

この記事はいわゆる転職エントリです。


diamond.jp

というわけで日付の変わろうとしている明日で39歳。まさに何かを変えるとしたら今年がラストチャンスでした。

まさにこの記事の後半にあるように、昨年は1月にLEGO(R) SERIOUS PLAY(R) のファシリテーターのトレーニング、アドベンチャープログラミングのファシリテーター研修という、普段の業務を離れて4,5日、特別な空間で自分がやりたいかもしれないことをすでにやっている人たちや、これからいろいろ挑戦をしていく人たちとの出会いがありました。

キャリアワークショップで明確になったこと


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その活動を終え、LSPの錬成会という自主勉強会で、30代社員のキャリアデザインを目的としたワークショップに参加した際に、5年後の自分、というテーマで上記の作品を作り、

経験学習による体験、知恵を伝承し、その場づくりをすることで、夢の実現に向かう仲間のチャレンジを支援する


と書きました。

自身がたまたま受けることのできた教育の中のいくつかはとても素晴らしいもので、特にアドベンチャー教育は新卒で入社した会社の導入教育で受けたことが今でも強い思い出となっています。LSPとの出会いもたまたま知ることができてたまたま申し込むことができ、諸先輩との交流をすることができたことでこの体験、知恵というのものは自分自身の中にとどめておくのではなく、伝承していくべきものなのではないかという思いが強くなりました。

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一方で、年末に受けた「他人に目標を決めてもらう会」では、今から新しい何かをさらに学ぶのではなくすでにあることをかけ合わせて何かを実現するような努力をしたほうが良いのではないか?というアドバイスを頂き、そこから「社会人となってからエンジニアとして業務に携わってきたこと×教育やコミュニケーション・コーチングに関する視点、経験」ということを活かす方法、というのを真剣に考えました。

プロダクトをエンジニアリングで産むということに対しての限界

一方でこれらの教育等に関わる見識を広げていく中で、主たる業務であるエンジニアリングの能力は、そりゃあ努力していないのであがりません。自身の興味が薄れていく、ということを具体的に感じたのが「新しい技術が出たときにそれを実際に触ってプロトタイプを作ってみる」ことがほどんどなくなってしまったことでした。

ある種頭でっかちになってしまい、新しいことをするにも理想を追いすぎて何もかもがうまくいかない。コードを書こうとしても変数クラスの命名どうしようと、正解っぽいものに対してこれという答えが出せず前に進めない状態が多かったように思います。

ちなみに、この転”職”を決めてからは、案外興味を持ってAmazonConnectを使ったIVRを絡めた脱出ゲームを作ったり、shiawase2.0というイベントで使えそうなワードクラウドを作ってみる ということをやってみたりと、どちらかというと基本的に技術者のいないコミュニティにおける「できること探し」の結果技術を使う、というシーンが出始めています。自分としてはエンジニアリングのコミュニティからもいろいろな恩恵を受けてきたので、それを別のコミュニティへ返していく(送っていく)ということは、意味のあることなのではないかなと思います。

技術的に決め手になった気がするのが

今までは割と「基礎」的な部分を広く浅くやってきていたのですが、昨今の分業等に伴ってあれもこれもやるというのはなかなか現実的でなく、一つのこと(例えば特定のサーバサイドのフレームワーク)をちゃんと理解していかないと責任を持ってプロダクトを作ることはできないのではないかと思いました。直すのはまあできても、作ることができない。

そういうことを数年してきた結果、それらの裏にある考え方などのキャッチアップも難しくなってきました。長くいるだけの人として、技術的な決断を根拠を持ってできないというのはこれはもはや老害と呼ぶしかなかろうと。

で、次なにするの

2009年10月に現職に入社して以来、エンジニア職として勤めてきましたが、来る2018年4月1日より、管理部門の人事領域のメンバーとして転職することになりました。職を転向しましたが、籍はもとの会社に残しており「出向」としてグループ会社を束ねる管理部門への在籍となります。というわけで「退職エントリ」ではありません。

今のところ、

  • 社内で今までなかったキャリアパスを作っていくこと
  • 教育研修ファシリテーター・デザイナー
  • 実際の指導を行うトレーナー・インストラクター
  • 技術的なことを非エンジニアリング部門へ浸透させていくトランスレータ
  • 組織を横断して自身が関わるチーム・プロジェクトを活性化するカタリスト
  • 組織感のコミュニケーションをよりよく、うまくするコミュニケーションエンジニア、レクリエーションクリエイター

などと、研修担当は様々な役割を持つようにと

研修設計マニュアル: 人材育成のためのインストラクショナルデザイン

研修設計マニュアル: 人材育成のためのインストラクショナルデザイン

この本に書いてあったような活動をしていければと思います!

とりあえず、企画職、というのが一つの軸なので、周りの人とたくさん壁打ちをして、みんなの力を借りて前に進められるような仕事が出来ればと思います。みんなと一緒に、遠くへ行くのだ。

それにしても、「tetsunosukeはウチの宝だからね」とか、「○年越しの念願叶ってようやくこっちにジョインしてもらえた」とか「新しいことができるようになってワクワクしますね!」とか言われるとそれが盛ってたとしても嬉しいもんですね。

離れた部署の方は、、うまいこと迷惑かからないようにしたいと思います!