ストレングス・ファインダー をやってみた
以前から気になっていた、ストレングス・ファインダーをやってみました。
「資質」と呼ばれる34の分野において、その人にどのような資質があるかを測定します。資質とは、自分が最も自然に考え、感じ取り、行動する方法であり、強みを形成するための基礎
とCLIFTONのサイトには書いてあります。
「ストレングス・ファインダー」そのものがタイトルの通り「強みを知る」ものと思っていたのですが、この目的はあくまでも自分の「傾向」について知るものである、ということでした。
結果から言えば私の5つの強みは
- 慎重さ
- 学習欲
- 分析思考
- 調和性
- 着想
であるとのことでした。
ストレングス・ファインダーを受けるには
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
- 作者: マーカスバッキンガム,ドナルド・O.クリフトン,田口俊樹
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2001/12/01
- メディア: 単行本
- 購入: 154人 クリック: 2,999回
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この本を買うと、巻末にアクセスコードがついているので、それをサイトで入力して受けることができます。(現在、この他の本でもついているものがあったり、受けるだけであればアクセスキーを購入することもできるようです)
正直こういった診断には一万円くらいかかると思っていたので、想像していたよりは安価に済んでよかったです。もっと早くやればよかった。アクセスキーだけなら$9.99です。まあ、実施するとなると多くの質問に答えていくのでそこそこ時間がかかっちゃいますけど。
本を中古で買う場合、アクセスキーがついているわけがないので、安いからといって安易に飛びつかないように注意しましょう。
この本の構成は、なぜ強みにフォーカススべきなのか、弱点の克服ばかりを考えていてはいけない、という話などが序盤に書いてあり、ストレングス・ファインダーの受け方などの説明があります。この本の三章まで読むと、具体的な受け方が書いてあるので、そこで実際に受けるのが良いようです。
本の内容
四章からはそれぞれ診断された強みに関しての説明が記載されています。
四章以降がなかなかおもしろくて、例えば「慎重さを強みとする人は普段から人を褒めるようなことはしないため、彼の口から賞賛の言葉が出た場合にはそれは本当に心からそう思っている」なんていうような、具体的な行動で、あっそれまじで俺のことだよ!、って思うような記述がいくつか見つかりました。
傾向としての強み
上記のことから自分が一番気付かされたのは、自分ならこういうふうにする、それがアタリマエのことだ、と思っていたこと、例えば「エンジニアなら日頃から学習し続けるなんて当たり前じゃないの?」みたいなことは、ある程度は「自分が持っている傾向のためにそうである」というだけであって他の人も同じではない、という、それこそ人はそれぞれみな違うというあたりまえのことだった。
そういう視点でみてみると、自分がそれこそ脊髄反射的に考えてしまうところを一旦待って、他の人がどのように考えてどう動いているかを観察すると、その人にはその人なりの傾向、良さ、強み、みたいなものが見えてくるなと思いました。
自身の強みのほかに
自分の強みがどれであるかはここで公開しているように、会社の上長には自分の強みを知ってもらいました。本も読んでもらい、実際に受けてみるつもりだそうです。
理想的にはお互いに自分のグループのメンバーなどにもこれを受けてもらってお互いの強み・傾向を知ってもらうのがよいなと思いつつ、こればかりは強制もできないのでなかなか。
「会社として」このようなことに取り組んでいる所があればぜひどうなのか教えてほしいなと思います。
補足
強みの内容の34分類についてはとりあえずこちらのサイトが参考になるかな。
http://www.leafandletters.com/wordsarepower-strengthsfinder.html
生を意識した2013年1月
自分にとって生を意識する出来事がこの一週間の間に2つも起きたので、思ったことをそのまま記しておきます。
実家にて
もともとこのことを書こうと思っていたのだけど。
父方の祖父から実家宛に年賀状。今年で祖父は90になる。そこには、今年で年賀状は終わりにするから、という旨のことが書かれていた。我が家だけではなく、すべての人に対してである。
別件で祖父が活動していた絵画サークルがあり、そこの活動についての手紙が届いており、その中には、「絵画サークルのメンバーも徐々に他界しており、もうこのサークルも終わりにしようと思っていた。だけど新しい人が参加したいと言ってきたのでまだ続けることにするよ」という旨の内容。
節々に「オレももう長くないのだから」ということが書かれていた手紙と年賀状だった。
なんというか、年賀状が来るのが終わってしまったらそれこそ我が家はともかく、他の人のつながりが絶たれてしまい、ある意味で孤独死のようなことが起きてしまうのではないか、と思ったものだ。別の意味では出した相手から次々とすでに他界したので、という連絡があったりとか、喪中の連絡があったりとかが辛かったのかもしれない。そういった考え方は、その立場に近づいてみないとわからないことなのだろう。
最近でこそそれこそ物理的には疎遠な人とも、SNSなどでいろいろと近況を知ることができたり、自分としても、うざいくらいに近況を配信しているので、そういったことに対しての考え方がどう変わっていくのか、今の発信でいいのか、などを考える機会となった。
昨日
実家の岡山に戻っていた大学の同期が亡くなったとの報せ。
つい一日前まで、Twitterで他愛もないことを含めて書き込んでいたその1日後に、弟さんがTwitterのアカウントにその旨を書き込んでいたこともあり、これが「本当に信じられない」っていう状態なのか、としばらく放心してしまった。
近辺の書き込みから病気だったのか、まさか自殺か、この年齢なら事故か。そうであってほしいともそうでもないともいう複雑な思いで昨日を過ごした。
この時に強く感じたのは「彼が病気であったのかもしれない」なんてことも含めて、自分は何一つ知らなかった、もし自殺なのだとしても、彼が何かに悩んでいたのかもしれない、自分が何か助けられたのかもしれないのに、という思いだけがこみ上げてきて、特に遠方となってしまったことを含めて疎遠になってしまっていたことを後悔すること共に、友人としての資格?みたいなものに対する自責の念ばかり。
死に対して驚くのが正しい(?)かどうかもよくわからなくなった。例えば祖父の死ならそれは驚かないものなのだろうか。日頃から不摂生している人物であればガンなどで亡くなっても「まあそうだよね」となるものなのか。そういった面でも自分は死に対してまったく対面していない、と思いました。
今日死ぬ確率
奇しくも去年、今日死ぬ確率(http://dit.monoroch.net/)というのを教えていただき、その確率は宝くじで一等が当選するよりよほど高いのだ、という話を聞いた。(今回の彼でいえば43万分の1の確率である)
その文脈では、こんなにも高い確率で死亡する確率があるのだから、日々をムダに生きないようにしよう、みたいな話であり、まさかこのような形で再度強く意識することになるとは、思いもしなかった。
今言えることは
自分の場合今日死ぬ確率は60万分の1のようだ。
今日を大事に生きよう。
友人のご冥福をお祈りいたします。
また、皆様の生と死についての考え方などもしお聞かせいただければ嬉しいです。
2012年振り返り
2012年が終わろうとしている中、振り返りつつブログ。
お仕事的には今年は大きく3つにわかれるかなという感じです。
リーダー・プレーヤーからマネージャーへの転化
リーダー層を集めた研修があったのですが、そこで「サーバント・リーダーシップ」を学びました。また中途入社のメンバーにスキルの高いメンバーが入社したため、フラットな組織ではあるがテクニカル面では引っ張っていくことで示すリーダーシップ、ではなく、どちらかというと積極的にゴミ拾いをする形での関わりをしていく、ということを意識するようになりました。
同時にマネージメント、その本質としては成果を出すようにサポートする、という意味で、自身で案件を持たずあらゆる意味でサポートを目指す、というスタイルを目指してみました。結果としては自分が忙しい時に比べてチームのコミュニケーションが円滑になったので反省してこれは継続したい。
やってみるとむつかしいもので属人化している部分や自分が得意であったりいわゆる自分でやった方が早い、というのを、周囲からの自身に対する期待(あるかどうか不明)の中やりとおすのには課題があるなーと認識。まずは認識して次へ。というところ。
具体的には
ほとんどAction script書いてた!
あとはプロジェクトの技術負債をどう返すか、に悩んだ一年だった。新しく採用した方がそっち方面に長けたスキルをお持ちだったので、それを機に進めてみようとしたが、なかなか長年に渡った負債が解消されるはずもなく、これも認識で終わる一年。
Jenkinsとかの勉強もしたし、世の中の常識レベルに早く追いつかなくては。
be agile
昨年から興味を持っていたアジャイルの適用にも悩んでみた。まずは全体の仕組みを変えるべく、経営層や、システム担当以外へのアプローチをしました。結局のところの価値ってなんだろうね、というところへは、来年からもう少し多くの人を巻き込めたらと思う。
合わせてリーンスタートアップの考え方にハマる。
もともとデータ分析の勉強の活かしどころを探してもいたので、この中での科学する考え方は習慣としていきたい。
分析と統計
分析の勉強会を一通りしっかりできた。他の人がさぼっても自分だけはやる、というように意思の強さを持てた。また、人よりも高いところを自分の中で目標とできたのは良かった。
結果少しやるのももったいないので、統計検定の受験を決意。三ヶ月くらいしっかり勉強する時間を取れたし、こちらもなりふり構わず意思を。。という感じ。来年も何か強い意思をもってやれたらいいなと思う(チーム作業においてもこも意思が一つポイントだと思ってやってみたのだが、抵抗というわけではないが全員の意思を強くする、というには何か別の力が必要なのだろう。権力とかじゃないといいのだが)
コミュニティ的な活動
勉強会はほとんど参加、主催できなかった。
ひとつ後半に、google apps 関連で参加したセミナーで新しい人脈ができた。というか、システム管理者と開発者が関わる方法が模索できたように思う。こちらのコミュニティで二度ほどお話をさせていただいたし、他企業様とのお話の機会やそこでできるエンジニアリングの可能性を提示できたことで、個人としての魅力作りが久々にできたような
野球もやりました
会社で作ったチームに参加してリーグ戦に出ました。日頃からの筋トレの効果確認みたいなところもありますが、四球後の盗塁などなかなかの緊張感とか、いろいろ試してみてもうまくいかないとかそういうところが、ある意味楽しいなと思いました。
最初はランナーがいたら打順回ってほしくないなーと思っていたんですが(ヘタだから併殺打を打ってしまうのが怖い)、満塁でタイムリーを打ったりとかできたのが結構いい想い出。
リーグ戦は月に二回土曜日を費やしたので、いろいろな活動が滞ったのはこれが原因でもある。(ただし、全試合出てない)
最後に
統計の勉強以外のすべてのことで継続して強い意思でできなかったことの理由に、今年はインフルエンザ含め三日以上の休みを取る羽目になったのが四回、というか四半期に一度あった。がんばろう、と思って業務外で三時間残業したり、というようなどこかしらの無理がこういう結果を招いたようにも思う。
もともと体が強くないのだから、無理をしない、というところもキーになるか。
例えば本当の意味でメンバーに任せる、というようなことができていないのもストレスになったりするのだろうから、そもそもの仕組みを変えていかないとね。
本年もよろしくお願いいたします。
統計検定二級に合格しました
統計検定二級合格!
久しくRとかに関しての記事を書いていなかったのですが、特にアウトプットできることもなく、ひたすらインプットの日々でした。
2011年の二級合格者は143名(41.3%)、2012年の合格者は319名(37.98%)ということで、少なくとも500人以内には入っていることになります:-)
まあ受験してみようと思ったのは、なんといっても新しかったからでして受かったらネタにできるだろうと思いこうしてネタにしています。
当日
受験会場は東京大学。ほら。東大(で)受験とかかっこいいじゃないですか!現役の時に受けておけばよかったよ!という悔しい思いもしつつ、ここが受験会場になりそうだったことも受験動機の一つ。なんせ受験者数そんなに多くないわけですから、会場がここになるのは確実!
当日周囲を見ると、結構なお年の人が2割くらい?学生が5割くらいという印象。学生さんはゼミとかでまとめて受験したりとかもしているみたいで、単位の認定条件になっているのかもしれない(あとでTwitter検索してみたら規模によってはそれこそ団体受験しているみたい)
若いもんにはまけんぞー、とサラリーマンがんばる。
試験はといえば、なんせ二年目の試験なので一年目に出たものをばさっと捨ててヤマを張った部分もあり、それが問一から出てちょっと喜ぶ。まあヤマはるようなレベルの問題じゃないんだけどさ。
あとはまあばっちりな問題と全然わかんなくてそれこそカンで答えた問題もちらほら。そして時間内には終わったとは言いがたい状態で試験を終えました。
面白かったのはコンプガチャだろ!って問題が出たことw やはりこういうのも時事問題みたいなのがあるのね。
合格にあたっての勉強法
話はさかのぼって勉強法。
大学でも高校でも統計の勉強などしたことはなかったのですが、一応3年前に数検を受けたような数学はだいぶ覚えてるぜな子なので、行列とか積分とかはびびらない。が、確率は苦手だった・・・。
というわけで、できるだけ入門書とかではなく質の高いテキストを選びたい、という思いがありました。
まずは統計検定の公式サイトにある例題を見てみる。ほとんどわからん。
というわけで公式の教科書を購入。
- 作者: 今泉忠,田村義保,中西寛子,美添泰人,日本統計学会
- 出版社/メーカー: 東京図書
- 発売日: 2012/04/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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最初さらさらーっと読んでたんだけど、えっ、、、ここまでの知識が要求されるの?ここいらなくね?相関係数の式とか暗記するもんなん??と、ハマる。まあ気にせず一回読みきってしまい、理解した気になってみる。
そして次は一年分しかない過去問。一年分しかないわけだから、大事に扱わないといけない!
日本統計学会公式認定 統計検定 問題と解説(2011年11月)2級・3級・4級
- 作者: 一般社団法人日本統計学会
- 出版社/メーカー: 実務教育出版
- 発売日: 2012/06/10
- メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
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というわけで、正解の選択肢しか見ないで、解説は読まずにとりあえず解いてみる。結果。三割。どう考えても撃沈である。
しかしこれで理解しておかないといけないこと、そして覚えておかないといけないっぽい部分を把握し、テキストの二周目。すると今までさらっと読んでいたところが難しい難しい。さらに章末の問題も解こうと試みるもほとんどが計算量が半端無いので手でやるには無理な代物だらけ・・・。これはさすがに解説を読んで諦めることにする。
覚えられない公式(変動係数、標準誤差、相関係数、ベイズの定理)などについては付箋を貼りまくり、その状態でテキストを3周した。だいぶ受験生っぽく、テキストがボロボロになって来ました。30代のおっさんの記憶力なんて、限界があるのだよ。
さすがにそろそろ自信がついてきたので過去問。→5割。だめじゃね???
というわけで仕方なく解説を読んでみる。やはり実践問題を解くのと教科書で理解するのには壁があるのだ。
理解のために
平均や分散の導出もした。
例えば一様分布の場合はΣで求められる!とか。でもその他の式についてはそもそも大学レベルの数学を知らないと計算出来ないものだ、というのがわからず、途方にくれた。
迷った結果もう一冊
そこでもしも一級を受けることになったらきっとこれが必要だ、と思っていた東大本こと東京大学出版会の基礎統計学教科書。
- 作者: 東京大学教養学部統計学教室
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 1991/07/09
- メディア: 単行本
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これを試験2週間前に購入。公式テキストでは省かれていた部分の多い数式について割と丁寧に解説してある!信頼区間に関しても結構丁寧に書かれており、基礎理解が深まった!(と、ともにこのテキストでは一級は戦えないことを知り愕然としましたが。まあ基礎統計学だもんな・・・)
同様に役にたったのは他の大学の基礎統計学関連の資料。京都大学の定期試験の問題などが公開されており、演習の数がとにかく少なかった自分にはかなりよい材料になった。これらをプリントアウトして帰りの電車で解きまくった。(どこぞの浪人生に見えたに違いない)
その他
Think statsの英語版および日本語版であるオライリーを借りて読んだ。
- 作者: Allen B. Downey,黒川洋,黒川利明
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2012/08/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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機関車の台数に関わる問題なんてまさに試験に出た(解けなかったけどな!!)
あと大学が公開している資料は本当に役に立った(自分の出身校のものは一切見つからなかったけどな!)
特に、ハンバーガー統計学 は一連の実用的な使い方が理解できて大いに役に立った。統計初心者も読んでみるとためになると思う。
詰め
最終週は公式サイトの例題と過去問を全部解き直し。また、自信をつけるために3級の問題も解いてみる(こちらは3ミスとかだった。ミスってちゃいけないのかもしれない)
この時点で手持ちの問題については理解していない部分はゼロ!同じ問題が出たら満点取れる!という状態にまで持っていったつもり。あとは人事を尽くして天命を待つのだよ
終わって
まあ「つもり」ってのはそんなもんだよねえ。焦りもあって公式の算出の選択肢を見落としたり、片側検定の問題で2で割るのを忘れたりということもあり、正解率62.7%でした。事前に「5割とれれば合格らしいよ!」なんて聞いてはいたのですが、やはり資格試験なので65%は取らないと安全圏とは言えぬ・・・と思い、Web合格発表が出るまで不安の日々を送りましたとさ。
システムから来るメールなどを迷惑メールにしない(GoogleAppsScript)
昨日GASのハンズオンセミナーを開催した時に参加者の方と少しお話をして、どんなスクリプトを社内で動かしているか?みたいな例として、下記のようなスクリプトを紹介しました。
まあ社内でっていうか、完全に俺得として作ったものなんだけど。
AppsScriptの習作としてサンプルをちょっと改造してみたものです。
仕様としてはfromが自分の属している会社のドメインと同一のものがSPAMに入っていたらそれを復旧(inboxに入れて、未読に)するという処理です。元からついてたラベルとかあんだろみたいな話はとりあえず気にしない。
AppsScriptでfunctionを作ると、その関数が全部publicになるというか、メニューからの実行対象になってしまうので、そこらへんのデザインは、Building a Sites Application: Understanding Script DesignのSection 3 - Defining the TimeRecord and TimeSheet Classes in the Script を参考にしてみましたよ。
これをトリガーで定期的に実行すれば、SPAMに入ったことに気づかずに幸せになれる、ということになっています。
/** * 受信箱を処理。直接実行される関数 * (サンプルの同名関数の中身をちょっと変えた) */ function processInbox() { // 自身のEmail var myEmail = Session.getActiveUser().getEmail(); // 自身のドメイン var emailObj = new Email_(); var myDomain = emailObj.getDomain(myEmail); // SPAM判定されているスレッドの一覧 var threads = GmailApp.getSpamThreads(); for (var i = 0; i < threads.length; i++) { // スレッドの取得 var messages = threads[i].getMessages(); // スレッドに含まれるメールから、情報を取得していく for (var j = 0; j < messages.length; j++) { if (emailObj.getDomain(messages[j].getFrom()) === myDomain) { // inbox へ入れて未読に threads[i].moveToInbox(); threads[i].markUnread(); } } } }; /** * メールアドレスからドメイン部分を取得 * user@example.com なら example.com 部分 * getFrom() で取得したメールアドレスは、 "username" <user@example.com> 形式なので * その場合は考慮していない * (何か良いライブラリがあればそれを使えばいいと思いますが...) */ function Email_() { this.getDomain = function(emailAddress) { // var userAndDomain = emailAddress.split("@"); // 自身のドメイン (example.com) if (userAndDomain.length === 2) { return userAndDomain[1]; } else { return null; } } }
if(hoge) の危険性
if (DEV)
↘
DEVをdefineしてなかった!
↙
DEV=string(3) 'DEV'
↘
if ('DEV') -> true
↙
_人人人人人人人人人人人人人人人_
> defineしないとDEVってことに <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
Google Apps ユーザーフォーラムでSidebarガジェットの発表をしてきました(後編)
続編だよ!
続編では、jQueryのプラグインであるquicksearchをご紹介します。
前回作ったプログラムを動作させると、下記のHTMLを実行したのと似たような状態になります(※ pはやめてul/liを使いました)
<html> <head> <meta http-equiv="Content-type" content="text/html;charset=utf-8"> </head> <body> <ul id="result"> <li>苗字=ito,名前=hirobumi,番号=1</li> <li>苗字=kuroda,名前=kiyoyaka,番号=2</li> <li>苗字=yamagata,名前=aritomo,番号=3</li> <li>苗字=matsukata,名前=masayoshi,番号=4</li> <li>苗字=ito,名前=hirobumi,番号=5</li> <li>苗字=matsukata,名前=masayoshi,番号=6</li> <li>苗字=ito,名前=hirobumi,番号=7</li> <li>苗字=ookuma,名前=shigenobu,番号=8</li> <li>苗字=yamagata,名前=aritomo,番号=9</li> <li>苗字=ito,名前=hirobumi,番号=10</li> </ul> </body> </html>
jquery.quicksearch.js を導入しよう
このデータに対して、今回は検索Windowを設定し、JavaScriptを用いてサーチします。(※単純なテキストサーチになるので、データの数があまりに多い、とかだと性能上の工夫が必要になってしまうかもしれません。)
まずは上記に対して、検索フォームをつけます。
<input type="text" id="search">
JSで起動させるために、IDを振っておきます。Submitボタンは特に必要ないのでおきません。
このテキストボックスの中に文字が入力された場合に検索を行うため、jQueryプラグインであるjquery.quicksearch.js を導入します。
jQueryプラグインなのでjQueryのロードを忘れずに。(現在のプラグインは1.7.0くらいでないと動かないみたいです)
前回説明したようにGoogle AJAX APIを利用します。
<script type="text/javascript" src="https://www.google.com/jsapi"></script> <script type="text/javascript"> google.load("jquery", "1.7.0"); </script> <script type="text/javascript" src="jquery.quicksearch.js"></script>
読み込みが終わったあとのinit関数を設定、実装します。
google.setOnLoadCallback(init); // quicksearchの入力欄のトリガー、検索先のデータを設定します function init() { // 検索テキストボックスにはid=searchを振ってありました $("input#search").quicksearch("ul#result li"); }
これで、下記のように動的に表示させることができるようになりました。
動作するソースはこちらです:https://dl.dropbox.com/u/2374674/googleappsuserforum/quicksearch.html
あとはくっつけるだけ
読み込み順などを変更したり、ガジェットの設定を書き換えたりはしますが、これらを結合することで、サイドバーで動作する、Spreadsheet検索ガジェットが作成できます。
このままでは見づらいので
li { font-size:80%;list-style-type:none;} .option { font-size:50%;} ul{padding:0px;}
のようにスタイル定義もしてあげるとよいでしょう。
以下に全ソースを載せます。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <Module> <ModulePrefs title="Spreadsheetの検索" description="Spreadsheetからデータを検索します" author="ITO Tetsunosuke" author_email="tetsunosuke.ito@photocreate.co.jp" /> <Content type="html"> <![CDATA[ <style type="text/css"> li { font-size:80%;list-style-type:none;} .option { font-size:50%;} ul{padding:0px;} </style> <script type="text/javascript" src="https://www.google.com/jsapi"></script> <script type="text/javascript"> google.load("visualization", "1"); google.load("jquery", "1.7.0"); </script> <script type="text/javascript" src="https://dl.dropbox.com/u/2374674/googleappsuserforum/jquery.quicksearch.js"></script> <script type="text/javascript"> // 読み込み完了したらinitメソッドを呼ぶ google.setOnLoadCallback(init); // クエリ実行後のコールバック function handleQueryResponse(response) { var data = response.getDataTable(); // 結果を一行ずつ処理 for (var row = 0; row < data.getNumberOfRows(); row++) { a = data.getFormattedValue(row, 0); // 1列目つまりA列 b = data.getFormattedValue(row, 1); // 2列目つまりB列 c = data.getFormattedValue(row, 2); // 3列目つまりC列 line = ("苗字=" + a + "," + "名前=" + b + "," + "番号=" + c); list = "<li>" + line + "</li>"; // HTMLのid="result"にこの結果を追加していく $("#result").append(list); } // quicksearchを実行 $("#search").quicksearch("ul#result li"); } // 読み込み完了時に実行される function init() { // スプレッドシートのURL var spreadsheet_url = "https://docs.google.com/spreadsheet/ccc?key=0AvdfXiBhjpT3dHdNY1ZIV053Nnd6d0s5Y240Z0h1Znc"; var query = new google.visualization.Query(spreadsheet_url); // 引っ張ってくる列 query.setQuery("select A, B, C"); // クエリを実行し、handleQueryResponseメソッドを実行 query.send(handleQueryResponse); } </script> <!-- 検索ボックス--> <input type="text" id="search" /> <!-- 結果をここに表示する--> <ul id="result"/> ]]> </Content> </Module>
ソースのダウンロードはこちら: http://dl.dropbox.com/u/2374674/googleappsuserforum/myspreadsheetsearchgadget.xml
参考URL
jQuery quicksearch plug-in: https://github.com/riklomas/quicksearch
面白いガジェットができたらぜひ教えて下さい!
現在は、Gmail Contextual Gadget に取り組もうと思っています: https://developers.google.com/google-apps/gmail/contextual_gadgets