2017イチオシは協力ゲーム、「MagicMaze」
この記事は、ボドゲ紹介02 Advent Calendar 2017 - Adventar の8日目の記事です。
協力ゲームが大好きだ!
社内でのコミュニケーションツールとして、また研修・チームビルディングでアナログゲームを活用しています。競ったりするのも良いですが、協力ゲームで困難なものにみんなで立ち向かうという行為は、クリアしたかどうかに関わらず仲間意識を作ってくれると思っています。
今日紹介するのはMagicMaze
ヘムズユニバーサルゲームズ株式会社/Hemz Universal Games Co., Ltd. から今年発売されたゲームだ。
外観
約12cm四方の箱です
内容物
迷路のベースになるタイルと、コマ、各人が操作可能なアクションを割り当てられたパネルと砂時計、砂時計マスを使った後利用不可にするためのバッテン。
とりあえずこれだけあればできる。
説明書は全8ページ。半分以上は難易度の高いシナリオの説明なので、半分まで読めばプレイ可能だ。
プレイ概要
動画をみてもらうのが手っ取り早いが・・・
コマを、各個人に割り当てられたアクションで動かしていき、探索を使ってパネルをどんどん増やしていき...
自分の色のアイテムを取得し(全部のコマが同時にアイテムマスに止まる必要がある)
決められた出口から脱出!(探索をしないと出口は最初からわからない)
しかし...
時間には制限がある。砂時計のマスに止まったときにこの砂時計をひっくり返すことができる。
また、そもそもプレイ中のコミュニケーションは禁止されており(しゃべったり指差してはいけない)
右に進んでほしいのに、そのアクションを持っている人がそれに気づかない!なんてことがよくある。
また、盤面が広くなると、コマが視界に入らなくなるので、自分がすべきアクションを逸することがある。
それを解決するのがこの「気づいてポーン」
「いまエスカレーター乗って!!」と言いたいときに、そのアクションを持つ人の前にこのポーンを置く。
置かれた側は「どのコマを動かしたらいいか」に気づかなかったり、違うアクションをしてしまったりする。気持ち、伝わらない!!
そんな感じでみんなで脱出をするゲームです。
おもしろポイント
- ゲームの構造的に、最初に盤面を探索して開拓していかないと、そもそもアイテムが見えてない、ゴールが見えてないので、「今何を優先するか」で合意を取らないと失敗する
- 砂時計ポイントに到達したら、次のアクション(コマを動かしたり)をするまでは喋っても良い(レベルがあがるとそれすら不可となる)ので、砂時計をいつ使うか、残りの砂時計はいくつあるのか、誰が砂時計をギリギリでひっくり返すのか、という意思決定をしないといけない。
- 「気づいてポーン」を使っても、結構気づいてくれない。
- 砂時計をひっくり返す数には結果的に上限があるので、プレイ時間の上限が見積もれる
- その時誰が何を見ているのか、というのがとても重要(熱中しすぎて気づいたら砂時計が落ちてしまうことがある)
- いくつかのシナリオが用意されていてそれによってマップタイルの数が変わったり、ルールの制約ができたりする。慣れてきて息が合うメンバーじゃないととてもじゃないけどクリアできそうもないです・・・w
2017ゲームマーケット秋で
2月に、MagicMazeの新作が出ると発表されていました。
どんなバージョンアップなのかな(難易度だけがあがるなら、いらないけど、楽しみ)